石垣島の不動産ってどんな感じ?

4月に入り桜も散って、だんだん暖かくなってきました。今年は花粉症がひどくて犬の散歩中に目を開けることができないほどひどい日もありました。そこで、花粉の少ない石垣島に不動産の物件調査に行って参りました。おかげで、本土にかえってからは、それほどひどい花粉症の症状もでずに、犬の散歩も苦にならなくなりました。

さて、今回は石垣島での不動産事情についてお伝えしたいと思います。

まずは、沖縄の不動産事情を読んでいただけると、理解が深まると思います。

さて、本題の石垣島ですが、沖縄本島からさらに飛行機で一時間弱の距離にあります。本土からの距離としては、ほとんど台湾と同じぐらいの距離感です。4月上旬に石垣島を訪問しましたが、いたるところにハイビスカスが咲いていて南国の雰囲気でした。服装としては、私は生地の薄い長袖長ズボンでしたが、現地のひとはすでにかりゆしという半袖のシャツを着ている人がほとんどでした。私は、風が強かったので、長袖がちょうどよかったです。

さて石垣島の不動産状況ですが、沖縄本島と比べると交通機関が未発達です。沖縄本島にはモノレールがあるのですが、石垣島には鉄道はなく、バスしかありません。しかも、いわゆる空港バス以外のローカルバスは一日に2本か3本しかなく、これは、現地のひとはクルマでの移動手段が前提となります。従い、繁華街は、空港からバスで40分ほど離れたフェリーターミナル付近に集中しています。当然、不動産もこのあたりに集中しています。

私が調査した不動産もフェリーターミナルから歩いて14分ほどの中古マンションでした。三か所見てきたのですが、うち1棟は築30年くらいのマンションで、残り2棟は築10年くらいのマンションです。築30年のマンションは、築古というのもありますが、装備も一般的なマンションの装備で、価格も妥当な線だと思いました。一方、築10年のマンションは、海が見える立地にあり、どちらかというとリゾートマンション風の作りで、価格もちょっと手がでない線で、沖縄本島のマンションとそれほど変わりません。これよりわかることは、ここ10年ぐらいで、石垣島のリゾート化が進んでいるということです。たしかに、フェリーターミナルの近くにユーグレナモールという商店街があるのですが、観光客が沖縄本島ほどではありませんが、そこそこいましたし、ホテルも選定に困らないほどいろいろありました。石垣市の概要でももともとは水産業、畜産業、農業がさかんで、H25に新空港ができてから、観光客が増えたとありますので、新空港のおかげで、ホテルやマンションの建設が増えたのでしょう。

不動産業を行う上で重要なのは、売買では安く買って高く売る、賃貸の場合は、いつでも家賃をさげることなく満室経営ができるかというところです。売買においては、築古であれば、沖縄本島よりも安く買える傾向があります。これは、30年前はまだ、石垣島ではリゾート化前なので、ふつうに住むための作りなので、それほど高値で売り出されたのではないからだと思います。一方、沖縄本島は、返還後から、リゾート地として注目され、宅地に向いている平地も少ないので売り出し時から値段が高く、築古になっても価格が落ちにくいです。

賃貸においても、結局、賃貸物件を安く買わないと収益性が悪いので、石垣島の築古の方が、沖縄本島の物件よりも良いと思いました。さらに、賃貸においては、内装をきれいにすれば、築古でも家賃を高く設定できるので、石垣島の物件のほうが有利でしょう。

以上、私が石垣島にいって思った、沖縄本島との不動産比較についての所感です。

最後に、沖縄本島と石垣島に行くならどっちという質問があったら、南国の雰囲気を味わいたいなら沖縄本島、きれいな海を見たいなら石垣島をお勧めします。なぜなら、沖縄本島できれいな海や、魚たちを見たいのだと思うと、かなり北部にいかなければならず、バスだと2時間ぐらいかかります。一方、石垣島では、シュノーケリングで有名な米原ビーチまで、空港からなら40分ぐらいで行けます。バスの本数が少ない問題も米原ビーチの近くで一泊すればいいと思います。米原ビーチは、岸から5mぐらいのところにサンゴ礁があって、色とりどりの魚が泳いでいて本当に水族館にいるようでした。

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