沢田マンションってどんな建物?

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久しぶりの投稿です。2月に入ってから集中して確定申告をしていたので、いつの間にかに2月末になってしまいました。あと、2月は福岡市、高知市と出張にいっていたので、それの準備と報告整理でなかなかブログに手をつけることができなかったのですが、ちょっと一息付けそうなので、タイトルにある高知市で見つけた沢田マンションについて紹介したいと思います。

沢田マンションは高知駅から歩いて15分ほどにある立地的には良いところにあります。5階建ててで、5階と屋上がオーナー宅でそれ以外が賃貸住宅、賃貸事務所になっています。家賃は2万円ほどであり、築50年とは言え驚くほど安い。ただ、驚くのは家賃だけでなく、この建物が建築申請が出ていないことと、設計施工が建築士ではないオーナー自身ということである。建築士を目指しているものとして、建築士でなくとも建築できるのかと疑問に思っていたので、たまたま高知市の訪問中にネットで検索できたので、訪問してみました。

現地に着くと上のような案内書を入手でき、10時から17時までの間であれば見学できることがわかり早速、屋上まで見学してみました。見た感想としては、とても素人がたてたマンションとは思えないできでした。どっかの建築士が建てましたといえば信じてしまうほどです。建築メーカのような施工面のきれいさや、整然とした見栄えはありませんが、ごつごつした感じがかえって風格があるように見えます。ただ築50年も経ち、老朽化は隠せず、天井の一部が崩落していたり、鉄の露出部分は錆が多く見受けられました。このように安全的に問題のあるマンションですが、家賃の低さもあり70室のうち空室は2,3室しかないそうです。先ほど述べたように、建築申請されていないので、基本的に違法建築ですが、すでに賃貸人が大勢いるので、行政も追い出しにくいようで、現存し続けています。

日本には、伝統建築だけでなく、沢田マンションのような建築家のこころをくすぐる建築物もあるので、これからも出張の合間にいろいろな建物を見てこようと思います。

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