4月も終盤になってくると暑い日もあって半袖を着る機会も増えてきます。昨年始めた家庭菜園も、ほうれんそうをはじめ葉の野菜の成長が早くなってきて、自宅の野菜だけで毎日サラダが作れるようになりました。
さて、今回は鹿児島での不動産事情についてお伝えしたいと思います。
前回は、石垣島について報告し、沖縄本島よりはリゾート化が進んでいないので、収益物件として手の届く物件もあるとお伝えしました。ただ、飛行機以外の移動手段がないので、飛行機が飛ばないとかえって来れないので、今回は、なんとか鉄道で移動が可能で最南端の鹿児島県を調査することにしました。下の図のように新幹線で行き来できるようになりました。
さて、本題の鹿児島ですが、九州最南端の県で、鹿児島市は、人口60万人でそれほど多くないのですが、平野が少なく沿岸部に主要施設が集中するため人口密度は高そうに見えました。高層のビルや商業施設も多く名古屋の栄近辺と雰囲気が似ていました。区分マンションの価格は、名古屋程高くないが、ある程度収益率を確保できそうな物件は少ない印象でした。また、極端に駐車場が少なく、築浅のマンションはタワー型の駐車場が多く、将来的に修繕費が多くなり、収益を圧迫するリスクがあることがわかりました。ただ、ちょっとあるけば桜島をみることができるし、しかもたまに噴煙が出ているので、市街地で同じような風景見ることができるところは、なかなかないでしょうね。次に温泉で有名な指宿にも調査に行きました。電車で一時間ほどで指宿駅に到着します。指宿市は人口4万人で賃貸需要は見込めそうになかったですが、実際にいってみると外国の方向けの賃貸需要があることがわかりました。これは、現地に行ってわかったのですが、レストランや観光地で外国の方の従業員が多くいました。レストランではだいたい半分の方が外国の方の従業員でした。流暢な日本語ではなかったのですが、丁寧語を使ったり、難しい魚の名前を覚えて話していることに好感が持てました。ところで、街中で観光客以外で若い人が歩いているとこはあんまり見ることができず、一方、年配の方が、グランドゴルフ場でプレイしているのをよく見かけました。このことから、ホテルの若手の従業員が不足する傾向にあると推測でき、ますます、外国の方の従業員が増えると思います。そのなかで、外国の方が住む住居は不足する方向にあると思うので、賃貸需要は今後増えるのではないかと思います。区分マンションの価格も1000万以下が多いので、収益率は悪くないと思いました。
以上、私が鹿児島にいって思った感想です。実際に行ってみると、鹿児島は人口60万とは思えないほど、市街地は高層ビルや商業施設が多くにぎわっており、かつ、火山を見ることができるという特異な環境や、指宿は温泉を活用してうまく観光地として人気を継続し、人不足も外国の方を雇用して対応できていることがわかり良かったです。
最後に、「いままでどうせ飛行機のるなら海外」と思って、韓国や台湾に調査にいっていましたが、コロナ禍でなかなか海外にいけないので、国内調査を開始しましたが、それがかえって良かったと思っています。なぜなら、ここでは、不動産の話しかしていませんが、その地域には様々な歴史や習慣があって、日本で自分が住んでいない地域の歴史をよく知ることができたからです。特に指宿で知った沖縄特攻隊については、学校の教科書で勉強していたはずですが、現地で勉強することも重要だと思いました。
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