サラリーマンやめて二年経ってわかった誤算(後編)

7月中旬にさしかかりました。梅雨が明けたのかどうかわからない時期ですね。雨が降ったと思えば猛烈な暑さ。季節の境目がはっきりしなくなりましたね。ところで前半につづいて後編です。

52歳無能ではなく、52歳有能な人材となり、転職活動で有利な条件にありつくべく、TOEIC、不動産系の国家資格、日商簿記を受験し、35歳代の転職組と同じぐらいの能力がある資格を取得しました。ただそのころには、ちまたにあふれる「早期退職で後悔」や「妖精さん」などの記事をみて、35歳代と同じ能力があったとしてもやはり会社に戻れる可能性は低く、インフルエンサーが発する「老害」という言葉がつきささり、サラリーマン復帰はあきらめだしました。そこで、新事業立ち上げに専念することとし、不動産仲介業の開業申請、宅建協会の事務所視察、面接を得て、開業許可がおり、2022年の6月に開業しました。それから一年経ちましたが、仲介業としての実績はゼロで、当然収入もゼロです。どちらかというと、宅建協会の年会費支払いで大赤字です。実績ゼロの要因は、不動産開業を周囲に積極的には周知しなかったのと、自宅を事務所にしたのですが、看板はなく、のぼりと取引業者票ぐらいしかないので、見た目、不動産屋と気づかれないということがあるでしょう。ただ、グーグルマップには不動産屋として登録していて、検索履歴もあるので、主な要因は私に肩書がないことだと思います。肩書というのは、信頼感に直結していて、これは、サラリーマン時代でも経験したことですが、会社名と職位が、有名な会社であるほど、職位が高いほど、相手からの信用を得られやすく、あまり本人の能力は関係ないことを身をもって知っていました。不動産屋における肩書は、業者票にある()の中の数字と、売買実績、不祥事を起こしてないことです。()の数字は開業年数を示しておりその数字が大きくて、実績が多く、かつ不祥事を起こしていないことが優良業者の証と言えます。「開業20年、年間取引実績100件」という肩書が書けるようになるまでには、まだまだ時間がかかります。

以上のことから サラリーマンをやめて2年経ってわかった誤算として、年齢なんか関係ないと肩書なくても仕事はあるということでした。仕事を選ばなければ転職できると思いますが、その転職できる仕事はべつに60歳でもできる仕事で、もし、35歳のひとが希望すれば、52歳と60歳の人ははねられるでしょう。

ただ、悲観することなく、自分のやりたい仕事をやれるチャンスがあるので、不動産業での肩書を少しづつ築いていきたいと考えています。

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