管理業務主任者試験ってどんな試験?

昨年のブログで管理業務者試験を再受験しますと報告しました。これは受験後に各予備校が発表する解答速報と合格予想点の発表があり、私は自己採点で34点で予想合格点が36点だったからこれは翌年1月の正式発表を知るまでもなく不合格とわかったからです。管理業務主任者試験を受験しようとおもったのは不動産業にかかわるからには不動産4大資格(宅建、賃管、管業、マン管)をゲットしたいと思ったからで、宅建、賃管と合格してきたので、次はマン管より合格率が高い管業にしました。前出のように、速報で不合格濃厚だったので、今年の管業受験に備え、テキストを購入していたのですが、先日マンション管理協会から封書が届き、合格証書が入っていたので、びっくりしました。どうも解答速報に2問も誤報があったらしく、正式回答のもとでは36点になりぎりぎり合格でした。

前置きが長くなりましたが、今回は、この管理業務主任者試験がどんな試験なのかとどんな問題がでるかを、解答速報に誤報があった問題を交えながら紹介したと思います。

管理業務主任者は、マンションの管理会社に勤めるかたにニーズの高い資格で、マンションの管理組合から管理委託を受ける時の契約や、管理報告業務などの独占業務があります。管理業務主任者になるためには年一回12月に行われる試験に合格する必要があり、合格率は20%前後で試験要領は宅建とかと同じでマークシート50問で35点前後で合格です。

試験内容は、賃貸経営管理士の内容にマンション管理関係の法律と簿記の問題がでます。私は日商簿記二級を持っているので、簿記の問題が三問あったのはありがたかったです。ここで具体的な問題の例を二問挙げます。これはどちらも解答誤報があった問題です。解答は正式版です。細かい文言は省略します。

問21マンションの塗装部分の汚れをとる方法のうち不適切なものは

①塵埃についてはブラシを用いて除去したあと水洗いした。→適

②かびについてはワイヤブラシでかき落とし後に、水洗いした。→不適

問33 不適切なものはいくつあるか

①専有部分にかかる配管の取り換え費用は各区分所有者が負担します→適

②ただし専有部分にかかる配管のうち共用部分と一体となった部分の管理を一体として行う必要があるときは、専有部分にかかる配管を含めて管理組合が管理を行います→適

③その場合長期修繕計画において、専有部分の配管の取り換えも記載することで、共用と専有部分の配管の取り換え工事を行うことができる→適

④そして、工事費用を修繕積立金から拠出することについて規約に規定することで、修繕積立金を取り崩して専有部分の工事費用にあてることができる→適

以上が問題の内容です。細かい文言は省略しているので、詳細はマンション管理業協会のWEBで確認してください。

問21はどちらかというと実務の話で私が購入した「出るとこだけまとめテキスト」には記載されおらず、過去問10年分にもなかったと思います。私は自らの経験で、カビが生えているところはワイヤブラシみたいな固いものは使わんだろうと不適にしました。実際は水洗いしたところが不適のようです。当初①が不適でしたが、②が正式な不適と発表されました。

問33は解答速報では④が不適でしたが、正式発表では不適なしでした。私は、前記のまとめテキストで専有部分も規約をさだめれば共用と一体で管理できるという記載を思いだし、深読みせずに、不適なしを選択していましたが、それが功を奏したようです。

以上のように、業務管理者主任試験では、実務に直結する問題や、管理業務の問題など幅広いので、網羅的に勉強する必要があるので、一回で合格できてよかったです。

ところで、なぜ解答速報の誤報に気づかなかったかですが、私は、なぜ間違ったかをすぐには確認せずに、翌年の試験前に改めて前年の試験問題を解き、同じ間違えを繰り返していないか確認します。もし、なぜ間違ったかをすぐに確認してしまうと、その場ではわかったつもりでも、すぐに忘れてしまい、翌年、同じ間違いをする可能性があるからです。ゆえに、上記2問は間違えていたので、なぜ間違えたかは確認せず、新しいテキストで勉強しなおして、改めて翌年受験前に問題を解くつもりでした。

無事に合格できたので、登録実務講習をうけて、登録申請をしようと考えていますが、管理業務主任者と宅建業は兼業できないので、実際のところは、肩書が増えるだけになりますが、宅建業に実績のない私としては、肩書を増やせばそれだけ信頼度が増すと思っているので、無駄ではないと考えています。

次は最難関のマンション管理士です。今から功徳をつんで、運を増しておきます。

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